■華やいだ厳粛さを持つ
「もういくつ寝るとお正月」と童謡で歌われるほど楽しみに待つ正月は、生活が豊かになった今でも人々を厳かな気持ちにさせる行事です。新しい年を迎えるため、大晦日の12月31日はすす払い(大掃除)をして家を清めたり、福を持ってきてくれる「年神」の依代(よりしろ)(神様の居場所)となる門松(松の枝)を立てたり、お餅などのお供えを整えたりと家族はみんな大忙し。夜になると、お寺の除夜の鐘を聞きながら「年越し蕎麦」を食べ、神社か寺へお参りして1年の福を祈る「初詣で」をして心新たに一年をスタートさせます。
元旦には、お屠蘇(薬草が入ったお酒)とお雑煮(餅の入った汁物)、そして重箱と呼ばれる3段や5段の蓋付きの箱に詰めたおせち料理を食べてお祝いします。重箱には縁起のいい料理ばかり入っています。子供たちは毎年、小さな紙の封筒に入ったお年玉を両親や親戚などからもらうのを楽しみにしています。
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