『オーシャンズ』や『サロゲート』、『Dr.パルナサスの鏡』など、全国公開の話題作が公開される中でトップに立ったのは『手のひらの幸せ』。歌手・布施明が自身のコンサートで朗読した童話を映画化したもので、公開初日の有楽町スバル座には、加藤雄大監督や原作者の布施明、主演を務めた浅利陽介ら出演者による舞台挨拶が行なわれた。昭和30~40年代を舞台に、身寄りを亡くした兄弟の絆を描いた本作は、「自分と同じ世代の人々の話なので身近に感じられ共感した」などのコメントが寄せられ、年配者から特に高い満足度を集めた。続いて第2位は、女性を中心に支持された、諏訪敦彦監督とイポリット・ジラルド監督による日仏合作の『ユキとニナ』。主演のノエ・サンピの台詞は全て即興という変わった演出方法で、観客からは「複雑な感情を抱く主人公ユキの演技はとてもリアルでドキュメンタリーを観ているようだった」など、演技を絶賛するコメントが多く聞かれた。第3位には、新宿ミラノ座に大勢のファンが殺到し、舞台挨拶の回には立ち見の出る1000人以上の観客が詰めかけたアニメ『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』が入った。観客動員数ランキングでは『アバター』が首位をキープ。1位の座を奪う作品は何か注目したい。 |