第1位は、実際に起きた“袴田事件”を基に作られた『BOX 袴田事件 命とは』。本作は高橋伴明監督が1966年に起きた事件を基に元裁判官の視点から描いた社会ドラマ。出口調査では、「人が人を裁くことの難しさについて考えさせられた」「裁判員制度が始まり、人を裁くことがあり得る今の時代だからこそ、これからを担う若者に観て欲しい」「一人の人間の人生を終わらせてしまう社会制度を見直すべきではないかと考えさせられた」「事実を基にドキュメンタリータッチで描かれていていて、大げさではなくリアルで真実味がある」「正義を貫くことの難しさと、人を裁く立場にいる人も、裁かれていることを知った」など、作品と向き合い自分の感じたことを真剣な表情で話す観客の姿が印象的だった。第2位は夢を叶えるため会社員から鉄道の運転士へと転身した男性の奮闘を描いた『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』。中井貴一主演で日本最古の一畑電車に憧れ、運転士になる夢を49歳にして叶えた男性の物語。観客からは、「主人公と同じ年齢なので、自分を見つめ直すきっかけになった」「しみじみとした静けさの中に人の温かさを感じられる作品だった」「人間の根本にある人に対する思いやりや優しさにあふれた物語」「都会で生活しているので、出雲の景色や四季折々の映像に心を打たれた」など、年配の方を中心に幅広い世代から好評だった。第3位には、人気の同名ゲームを基にオリジナルストーリーで実写化した『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』が入った。 |