心蓮心通信 ニュース

『28日間の日本訪問交流に関するまとめ』 付瑞


短い28日間はすでに終わり、すばらしい思い出と様々な考えだけが残っています。
北京での研修前期の数日は、不安が興奮に、緊張が感激に取って代わり、応募した衝動を少し後悔さえしていました。これから向かい合う民族のことや、接する人は友好的なのかそれとも敵対的なのかを知らなかったし、両国政府の間には微妙な問題が存在し、両国政府の関係は決して良好とはいえなかったからです。もちろん私は、今回の旅行の目的を十分わかっていました。日本人と生活を共にし、本当の彼らを理解し、心と心の交流を通じて、わだかまりや偏見を取り除くということです。これらは決してお役所的な無意味な言葉ではないのです。一番最初のころの私は、全然理解できなかったかもしれません。けれど日がたつにつれその言葉の真意がわかってきたし、以前の緊張が全く必要ないと感じ、旅行の目的をある程度は必ず果たしたいと思うようになりました。

交流と疎通がないと、必ずわだかまりや偏見が存在します。日本に来る前、私の日本人に対する知識は、歴史の教科書や他人の受け売りに限られていました。その中には事実でないことや誤解があるはずです。同様に、日本人も決して中国人を理解しているとはいえません。私は今回の留学を通じて、本当の日本人を知り、また彼らにも私たちをいくらか理解してもらえたらと思いました。前半のことはやり遂げましたが、後半のことはまだ不十分なことを、とても恥ずかしく思います。

1. 日本人はとても友好的です。私が会った日本人は決して中国人を敵視していませんし、普通の人たちもやはりとても友好的で親切でした。たとえ一部の人たちが中国人を好きでないとしても、それは私たちへの理解が足りないか、私たち自身に至らない所があるのだと思います。ホームステイや学校生活でこのことを強ぃ感じました。日本の両親やクラスメートはとてもよくしてくれ、心から彼らと別れたくないと思ったし、先生方もよく面倒を見てくださいました。

2. 日本人の生活のテンポはとても速いです。ラッシュアワーや道路は、忙しく通勤するサラリーマンでいっぱいで、このようなテンポの速い生活スタイルこそ効率の良さを具体的に物語っています。

3. 日本人は公共道徳をよく守り、道路でゴミを投げ捨てたり痰を吐く人を見ませんでした。日本人の生活態度の基本は、「人に迷惑をかけない」かもしれません。すべてにわたってまず他の人を考慮します。エスカレータでは急がない人は左側に寄り、急ぐ人は右側を歩きます。「ありがとうございます」と「すみません」といつも言います。

4. 集団意識が強く、独立独歩を好みません。

5. 「人にやさしい」の意識が強いです。日本の道路には至る所に、点字ブロックがあり、体の不自由な人用のトイレや、エレベータにも点字があり、信号も音が鳴ります。中国ではそのような人たちへの思いやりが不十分で、このような配慮も少ないです。自動販売機はどこにもあり、最大限の便利さを味わえます。

以上が私の日本人に対する大まかな認識ですが、少なくとも以前の偏見と不正確さに較べると深くなりました。そして一番変わったのは、私は今、日本人も中国人と同じように善良だと思っていることです。
今回の活動の中で、琵琶湖博物館、シャープ博物館、広島平和記念資料館の見学もとても有意義でした。日本では環境保護教育と科学普及教育が行き渡っているのがすばらしいと思いました。これは中国ももっと力を入れなければなりません。何と言っても心を揺り動かされたのは、広島平和記念資料館です。戦争の悲惨さと残忍さが分かりました。戦争には正しいも正しくないもない、ただ間違っているだけで、決して正義ではないのです。戦争は全人類が犯した誤りで、誰も正義の使者ではありません。私は、平和は本当に大切で、平和でなければ人の命も保証できないし、命があっても地獄だと思います。
この28日間の留学生活はとても短かったけれど、たくさんのことを教えられ、数々のすばらしい思い出を残してくれました。帰国したら、自分の経験をまわりの人たちに話し、将来は中日友好に貢献したいと思います。


付瑞
付瑞
年齢:16
出身地:黒龍江省
日本での滞在先:茨城県

『ホームステイの感想』


14泊15日のホームステイはとても短かいものでした。でも、その生活は、私の人生の中でも数少ない、とても落ち着いた安らかな日々でした。同時に、日本人をより深く理解し、日本の民族文化をより一層知ることもできました。

交流がないと偏見やわだかまりが必ず生じます。事実を誤って認識してしまうこともあるでしょう。私は日本に来てホームステイを体験するまでは、日本について、事実を知らない人が語る話をただ鵜呑みにしていました。ところが、半月経って日本人に対する見方が変わりました。お父さんやお母さんはとても良い人で、私が富士山を見たいといえば富士山へ、温泉に入ったことがないといえば温泉へ連れて行ってくれました。茶道を体験してみたいといえば茶道教室へ連れて行ってくれ、そのうえ和服まで着せてくれました。お父さんは華僑の子孫で、お母さんは通訳だった関係から、交流には何の支障もありませんでした。お父さんは私に「これでは日本語の練習にはならないけれど、半月で日本語をマスターするのは不可能だよ。それにあなたがすべきことは交流をはかることですよ」と言ってくれました。そしてお父さんとお母さんは、中国語で日本の風習や文化を紹介してくれました。お父さんとお母さんが私にしてくれたすべてのことに感謝をしています。私より年下の娘さんは二人ともとてもかわいく、私は彼女たちが大好きです。先生方やクラスメートもとても友好的でした。日本人はきっと恥ずかしがりやで内気なのでしょう。積極的に私に話しかけてきた人はあまりいませんでした。でも、みんなが私を嫌っていないということはよくわかっていました。時々知らない学生が私に「ニーハオ」とか「ハロー」と話しかけてくれることもあり、私はとてもうれしかったです。日本の学校生活はとてもゆったりしています。授業は遅く始まり早く終わります。でも、実際には名門大学に入るというプレッシャーもあり、一生懸命勉強しなければ入ることはできません。日本の学校はクラブ活動がとても多いです。茶道、華道、剣道、柔道、弓道、野球など、このような学生の課外活動はとても多く、人格を育成するうえでとても役に立ちます。一方、中国の学生は勉強の他に何もありません。十六歳の青春期をこのように過ごすというのは、一種の悲劇ではないでしょうか。私は、想像していた日本人とは全然違うことに気づきました。日本の学生もみんなとても親しみやすく、以前聞いていたような悪い人たちではありませんでした。実際に一週間も一緒に過ごすと、日本の子供はみんなとても親切で他人を思いやることができる、と感じました。これに比べて中国はみんな一人っ子ですから、中国の子供はとてもわがままで疑り深いです。でも、日本の子供は何の警戒心もなくとても愛らしいと思いました。

実際のところ期間がとても短かったため、私が体験できたことはあまり多くありませんでしたが、気持ちの上での変化は大きかったと思います。ただ日本の文化についてあまり知ることができなかった点がとても残念です。

私はお父さん、お母さん、二人の娘さん、先生、クラスメートが大好きです。別れるのはとても辛いことでした。


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