心蓮心通信 ニュース

『日本〜国と民族〜』 苗丹青


時間は流れる水のようで、1ヶ月という短い訪日交流学習は、もうすぐ終わろうとしています。今回の活動をまとめるとなると、やはり簡単なことではありません。この1ヶ月、私が経験したり感じたことはあまりにもたくさんすぎて。

日本―人間らしさをとても尊重する国。
大通りや路地を歩くとあちらこちらで、点字がある壁や手すりを見かけます。景勝地やデパートには体の不自由な人のためのエレベータが設置しています。体の不自由な人用のトイレがある公衆トイレもあります。このように、たとえ体に障害のあっても、社会に溶け込むことができます。先進国の日本では、社会的弱者の権利も尊重されているようです。

日本民族―勤勉な民族。
これは本当です。実際には私が行った学校で、だらだらしていて、遊びに夢中な生徒をたくさん見ました。けれど日本民族の全体的な印象は勤勉です。東京の地下鉄の駅では、寸暇を惜しんで読書する人を見たり、朝の地下通路で、出勤するサラリーマンたちの急ぎ足の靴音を聞きました。西大和学園高校では、たくさんの生徒が知識欲に燃えていることを感じました。結論を言うと、私が見たり聞いたり感じた限りでは、日本民族は、強くて勇敢だがうぬぼれていない、発展しているが浮ついていない民族だと強く思いました。

苗丹青
苗丹青
年齢:16
出身地:重慶市
日本での滞在先:福岡県

『日本と中国の教育』


月日が経つのは早いもので、二週間が瞬く間に過ぎて行きました。その間に、私はたくさんの日本の学生や先生と知り合っただけでなく、さらに授業にも参加して、彼らの勉強や生活を知ることができました。日本に来る前に、私や私のクラスメートは、日本の学生をとても羨ましく思っていました。日本の学生は勉強が楽で楽しく、私たちのように一日中本に埋もれて、どんなにやっても終わらない宿題をし、どんなに読んでも読みきれない参考書を読んでいるのとは違うと思うからです。西南女学院に来てみると、確かに私が想像していた通りでした。ここでの一日の授業は私たちの学校の半分にも及びません。彼らには決まった授業のほかに、調理や茶道などの面白い授業があります。きっとここの学生は宿題もあまり多くないに違いありません。

このように全く異なる教育制度により、両国の学生には大きな差が生じました。日本の学生は、簡単で楽な学習により、彼女たちの基礎知識は希薄となりました。例えば英語という科目を例にとっていうと、ネイティブの先生が授業をする時に、日本の先生がそばで通訳をしていましたが、中国ではだいたい中学二年以上の学生でしたら、ネイティブの先生と簡単な交流ができます。この学校の高校一年生がやっている英語の試験問題を、中国の普通の高校一年生にやらせたら確実に数分で解くことができます。これからわかるように、中国の教育は基礎教育においてはかなり成果を上げています。しかし、その他について言えば、中国の学生は確かに日本の学生に劣っています。例えば学生食堂ですが、中国の学生食堂はあまり理想的ではありません。割りこみをする人、食事を残す人、食事中に大声を張り上げる人……などなど品位に欠ける行為がきれいな学校を台無しにしています。日本の学生食堂では、学生はみな順序良く並び、食堂はとりわけ静かで、聞こえるのは食器とスプーンが触れる「カチャカチャ」いう音だけです。そしてさらにびっくりしたのは、食事が終わると無意識にテーブルのナプキンで自分が使った場所を綺麗に拭き取ることでした。このような良い習慣は学校で育成されたものなのでしょう。中国はこれまで学生に知識を身につけさせることばかり重視して、総合的な資質を育てることをおろそかにしてきました。両国の教育メカニズムはそれぞれ長所と短所があります。互いに長所を学んで共に改善していけばよいのではないでしょうか。


ページの先頭へ戻る