心蓮心通信 ニュース

『日本』 曹思敏


金色に輝く金閣寺には帰るのも忘れるほど魅了され、お洒落な港町神戸では思う存分羽根を伸ばし、三木市防災センターでは災害時どのように自分を守るか学び体験し、広島原爆ドームの廃墟では平和と戦争について考え……短かった一ヶ月、私たちは一衣帯水の隣国で多くのことを学びました。

私は人を思いやる気持ち(愛情)というもの体得しました。例えば、独りぼっちでリュックを背負って異郷にやって来た時に。同じ夢を持つ多くの若者に出会った時に。また多くの先生方や仕事に従事する人たちが、疲れ切っていても私たちのために忙しく動き回ってくれた時に。そして、ホームステイ先でまるで自分の家のような温かさとぬくもりを味わった時に。私たちは人を思いやる大切さをすこしづつ学び始めました。 それは、誠心誠意私たちを気に掛け、お世話してくれた一人一人から。また、お互い仲良く助け合った団員の一人一人から。そして、日本のホームステイ先の、心のこもったお世話をしてくださった家族の皆さんから。そこでは、私の両親と同じような愛情を体得しました。私は人を思いやる気持ちが少しずつ分かり、体得し、全力で実践し始めました。 また、私は理解するということも体得しました。異なる風俗習慣や異なる信仰、理念に対して疑問を感じた時に。災難が人々に苦しみをもたらした広島、淡路島、神戸を見学した時に。

それは、被災地の人々の生活の仕方や彼らの生活を試しに体験させてもらった中から。地震や戦争が人々にもたらした悲惨な記憶や傷跡の中から。また先生方や仕事に従事する人たちの一生懸命働く様子や心のこもったお世話と思いやりの中から。そして、団員を助ける良き友人の中から。

私は一人一人と心を通じ合って交流することを体得しました。心と心を繋ぎ、心を通じ合って交流し、おしゃべりする時には、ことばはもう壁とはならず、国境も隔たりにはならず、お互いの心は密接に近づき、お互いの手はしっかり結ばれます。私は、誠実に誠意を持って他の人と気持ちを通じ合えてこそ、真の友好と、純粋な友情が得られるということを知りました。

私は何とたくさんの見聞を広め、そして日本に来る前理解していなかった習俗、文化を理解したことでしょう。私は日本の社会や生活に融け込み始めました。日本は私に独特な暖かみと楽しさを感じさせてくれました。

今回の日本訪問の機会を私に与えてくださった日本政府や中国政府、陝西省教育局に感謝いたします。また、異国で私に自宅と同じようなぬくもりを味合わせて下さった皆さんに感謝申し上げます。今回のこの機会は、私の今までの生活の中で、初めての大変貴重な体験でした。ここから経験や知識を汲み取り、これからの生活において勉強に励めば、この知識が実際の生活に役立つと信じます。

最後に私を援助してくださった全ての方に、「ありがとう。ご苦労様!」と一言お礼申し上げます。



曹思敏
曹思敏
年齢:15
出身地:陜西省
日本での滞在先:兵庫県

『ホームステイの感想』


「ここはあなたの日本の家だから、家のドアは常に開けてあるからね」。別れ際にホームステイ先のお母さんが言ったこの言葉に、私は目頭が熱くなりました。この美しい海辺の街、善良な人々、温かい家、親切な家族、歓声と笑い声に満ち溢れた小さな教室……。故郷を遠く離れて、言葉も慣習も全く異なる場所で、私は自分の家と同様に快適で愛に満ちた家を見つけることができました。

この温かい家で過ごした十四日間は、あっという間に過ぎました。しかし、毎日が充実し、満足できるものでした。私のホストファミリーはみんな、あれこれと気を利かせて、私のためにいろいろな名物料理を準備してくれました。自分たちが疲れることなどいとわずに、時間があればいろいろな名所や観光地に遊びに連れて行ってくれました。みんなの気配りにより、私はこのロマンチックな街でのいろんな体験に身を任せ、神戸での毎日を楽しく過ごすことに専念することができました。みんなはロマンチックで、細かい配慮をしてくれました。お父さんやお母さんだけでなく、他にもたくさんの人が、無心で私のために懸命に力を貸してくれ、親切にしてくれました。こうした人々のおかげで、私は海外で新年を迎えることも全然寂しいと感じませんでした。そして、どんな人も心の中のあらゆる所に愛がある、と信じられるようになりました。みんなに感謝しています。みんなが私のためにしてくれたことに対し、また私に向けてくれた愛情と思いやりの心に、心から感謝しています。

伝統ある学校で、楽しく日々を過ごすことができました。最初は、見ず知らずで寂しく感じていましたが、そんな思いは跡形もなく消えてしまいました。クラスメートは親切で、「友情に国境はなく、感情には言葉の壁はない」ということを確信させてくれました。私たちの交流は、本当の意味で心と心がつながり、心と心との交流であったと思います。先生方もとても親切で、微笑みながら私たちと握手をかわし、私たちの旅行がすばらしいものとなりますように、と温かい言葉をかけてくれました。特に、中華同文学校で会った華僑の先生の祖国や中国語、学生に対する深い思いには、自分が中国人であることに対する誇りと自信を感じさせられました。こうした人々に、またお世話になった人々や私のことを気にかけてくれた全ての人々に、感謝しています。

二週間はあっという間でしたが、私は本当に多くのことを学びました。このような機会が持てたこと、そして二週間のホームステイ生活で日本についてさらに理解でき、日本人の生活について理解できたことに感謝しています。

ここは、私にとって第二の家だと信じています。


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