心蓮心通信 ニュース

『心連心中国高校生招待訪日プロジェクト総括』 王艳丽


出発前、私は日本に対してあまり興味を抱いていませんでした。日本について知っていることといえば、僅かに本に書かれた情報だけでした。ですから、日本へ向かう途中、気持ちが高ぶり、落ち着きを無くし、日本での旅程がどんなものか、まったく考える余裕がありませんでした。

一ヶ月の月日は、河の流れのように静かに流れました。本来一ヶ月は長すぎるとは思いませんが、しかし振り返ってみるとあっという間で、数え切れない楽しかった出来事が次から次へと思い出されます。まず、訪日団の仲間との友情、ホームステイ先で感じたこと、日本に留学している学生たちとの友情、そしてまた、日本の文化、社会への深い理解など……得たものは本当に多くありました。

日本の人々の暖かい思いやりは私の大切な思い出となりました。東京、大阪、広島での数回の迷子の際、通行人に道を尋ねるたびに感じたことですが、どんなに忙しく、サッサと速歩で歩いている人でも、みな足を止め、例外なく親切に教えてくれました。レストランの従業員や地下鉄の駅から急いで帰る小父さん、警察官に至るまで……。さらに、言葉がはっきり通じなかった時など、私たちと一緒に通りを歩いてくださったり、時には何本も大通りを渡って案内して下さる方もいました。

また、日本人の他人を思いやる気持ちも知りました。エスカレーターに乗る際、左側に寄ることや、道路にゴミ箱が見あたらなくても非常に清潔なこと、さらには、わきにお金を入れる箱が置いてあるだけの無人販売所も見かけ、ここまで他人を信用するのだと知りました。日本人の私に与えた衝撃は大きかったです。

この一ヶ月、私たちはたくさんのプログラムをこなしました。日本の名所旧跡の見学、体験留学、ホームステイなど……これらのプログラムを通して、私は日本文化や教育、社会をより広く理解し、多くの日本の友人と交わりました。体験留学の際、クラスの同級生たちは非常に親切で、積極的に私たちと交流してくれました。2月14日の日、彼女たちは自らの手作りチョコレートを私にプレゼントしてくれ、また別れる際にも、祝福と贈り物を頂きました。二週間の学校生活を通して、かれらの教育がより深く理解できました。科目は私たちに比べるとかなりやさしいですが、実技科目がたくさんありました。また、彼らは非常に身体のトレーニングに重点を置き、毎週たくさんの体育の授業をこなし、午後4時の放課後、さらに種類の豊富な課外活動に取り組みます。彼らの学校生活は非常に多彩だと思いました。

また、たくさんのプログラムから、多くのものを得ました。ホームステイ先での至れり尽くせりのお世話、ボランティアの方々と一緒に東京の街をあちらこちら歩き回りながら、中国と日本について心ゆくまでおしゃべりしました。江戸東京博物館や琵琶湖、広島の平和記念館などを見学し、金閣寺や宮島、二条城……などを観光し、毎日が充実し、心から楽しみました。

この一ヶ月は私たちにとって非常に楽しく、有意義なものでした。故郷のお父さんお母さんことを思い出しますが、しかし団のメンバーはみな去りがたい気持で一杯で、戻りたくなくなりました。今回のプログラムを通して、私は見識を広めただけでなく、日本というこの国をあらためて認識しました。また、日中間の友好を本当に促進することができたと信じます。なぜなら、私が知り合った日本人のどの方も、非常に親切で、友情に溢れていましたから、私の日本人に対する認識は、まったく新しいものとなりました。


王艳丽
王艳丽
年齢:15
出身地:湖南省
日本での滞在先:島根県

『ホームステイ留学を体験しての感想』


水が流れていくように、島根県という静かな県での体験生活が終了しました。初めてここにきたばかりの時は、これからの二週間、どんな生活が自分を待っているのかと不安な気持ちを抱えていたことを、今でも覚えています。ただ、不安と同時に島根という場所にどんどん魅了されました。東京のようなにぎやかな場所とは違い、高層ビルも見当たらないけれども、ここには独特の風情があり、美しく、清潔で、純朴、そして静かです。

この二週間の生活は、私にとって非常に収穫が多かったです。日本の温泉を楽しみ、日本の料理を味わって、日本人の日常の生活を体験し、日本の学校教育に触れました。日本の高校は中国の高校とは大きく違っていて、学科の多くは中国よりもかなりシンプルでした。でも、バリエーションが豊富で、とても実用的で、中には私が聞いたこともないような学科もありました。例えば、家庭科では、生活に関する知識などを学びます。日本の学生は毎日午後四時に授業が終わり、さまざまな課外活動に参加します。私が参加したのはテニス部で、学費なしでテニスが練習できるだけでなく、体を鍛えることもできました。また、体験学習にも何度か参加し、自分の手で和菓子や日本料理を作りました。これらを通して、日本の文化に対する理解がより深まったと思います。

また、深く印象に残ったのは、日本の人々の親切さです。学校の先生やクラスメートは特に親切で、私を外国人扱いしませんでした。他の学年の生徒たちも、私たちを見かけると「你好(ニーハオ)」と挨拶してくれて、私たちはとても感動しました。クラスメートはみんな、私たちと仲良しの友人になり、授業が終わると私たちのところに来ていろんな話をしました。バレンタインデーには手作りのチョコをたくさん送ってくれ、お別れの時には私たちのために送別会を開いてくれました。あまりにたくさんあって、言葉では伝えられませんが、こうしたことは私たちの心に深く刻まれています。

もちろん、滞在先の家庭での何から何まで行き届いたお世話も、忘れられません。私の誕生日には特別に餃子を作ってくれ、出雲大社にも連れて行ってくれました。旧暦の年越しの夜には私のために豪華な夕飯を準備してくれ、一緒に春節のパーティーもやってくれました。細かいことをあげればきりがないですが、二週間のどの一日をとっても、私にとって忘れられない日となりました。

言いたいことが多すぎて、もしそれを全て書いていたら何十ページ書いてもまだ紙が足りないでしょう。とにかく、この二週間の幸福な瞬間はすべて私の脳裡に刻まれ、私の人生において、もっとも有意義なひと時の記憶となることでしょう。

 
 
     

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