心蓮心通信 ニュース

『心の旅』 王鑫


誰もが届きたいと心から願う距離、それは愛と愛の距離。誰もが目指したいと心から願う距離、それは夢と夢の距離。誰もが伸ばしたいと心から願う距離、それは生と死の距離。誰もが縮めたいと心から願う距離、それは心と心の距離。

「心と心がつながる」、これは今回の中日交流のテーマと目的です。この「心と心がつながる」には二つの側面があると思います。一つは日本人と良好な関係を結び、中日両国の友好の架け橋になること。もう一つは私たち中国の各省の人が理解を深め、友情を深め団結して、よりよい祖国を築き上げることです。

1ヶ月の時間は、まるで流れる水のように指のすきまからこぼれ落ち、跡形もありません。けれどこの間に起こったことはすべて、心にしっかり焼きついています。一ヶ月前に、私は熱い気持ちで6人の友だちと共に北京に行き、他の省の人たちに会いました。彼らとの初めての語らいはとても楽しく、東京に行ったら、一緒に街を見物したり食事をする約束をしました。その後、今まで知らなかった4人と島根県出雲市でホームステイをしましたが、その間の日々は、この16年間で最も楽しい2週間でした。毎朝連れ立って自転車で登校すると、バドミントンで遊び、授業を受け、社会科見学に行き、夕方一緒に家に帰ります。週末にはお互いの家に行きお茶を飲み、自転車で海辺に行き散歩したり、ピアノをひきました。私たちは、単なる友だちではなく本当の兄弟姉妹のようで、私の心は淡いバラ色で、はつらつとして喜びにあふれました。彼らや日本の友だちとの触れあいで、知識だけではなく生き方に関しても視野が広がりました。

日本はとても小さい島国ですが、そこには優れた民族がいます。この国の強さは人々の団結力、能力、品格にあります。それらすべてのベースは教育制度で、幼いころから、子どもたちに協調精神と規律意識を教えます。日本の教育は、成績ではなく能力の育成を重視しています。学校には教育設備が完備され、綿密なカリキュラムが組まれ優秀な教師が配置されます。「教室で一日中学ぶより、半日学んであと半日は社会交流をする方が有意義で効果がある」が日本人の教育観かもしれません。実際に一番の驚きは、ハイテク技術を使った自動化でした。また日本経済の発展ぶりと、物価の高さを知りました。この他に、日本人は親切で純朴で、人と接する時は、相手の身になって考える習慣を持っていることもわかりました。彼らと外出すると一番多く聞かれるのは、「あなたはどう思いますか」です。治安はとてもよく、夜でも戸が殆どあいているほどです。こんな雰囲気に包まれて、私の心も清らかな水色になりました。

この1ヶ月の交流で、たくさんのことを学び、満足感でいっぱいです。心の旅をしてこそ、心と心の距離を縮めることができ、じっくり理解してこそ不思議なことにたくさん気づきます。この世で一番理解するのが難しいのは、人の心だけれど、一番暖かいのも人の心です。今回の旅がとても楽しかったのは、心の旅をしたからです。


王鑫
王鑫
年齢:16
出身地:天津市
日本での滞在先:島根県

『感想』


どんな人にも自分の空があり、その空に個人の経歴に関する事柄が記載されます。その一つ一つが、その空の星となるのです。

これまで二週間、私は日本の島根県出雲市で、生まれてから最も楽しく最も大切な十四日間を過ごしました。出雲市で、私は見ず知らずの日本人家庭に滞在し、日本の高校生と一緒に授業を受けました。私はこうした経験をするとともに、日本と中国の文化、歴史、そして風俗習慣の違いを体験しました。私たちは島根県出雲市の出雲農林高等学校で、学校生活を体験しました。学校の設備は十分に整えられていて、植物の栽培や動物の飼育などの分野でハイテク技術が多く用いられ、学生たちに優れた学習環境を提供していました。また、日本では教育の中で、学習成績ではなくて能力の育成に重点が置かれ、ヨーグルトやパンを作ったり、木を植えたりと、自分たちで手を動かして体験することがとても多かったです。学生たちに社会についてより深く理解させるために、学校では大企業の見学などの活動も実施していました。学校での管理があまりに甘いからでしょうが、日本の高校では派手な化粧をしている学生がたくさんいました。また、知識の面で問題があると思われることも時々ありました。全体的に見れば、学校での生活は非常に楽しかったです。

日本人の家庭生活で最も印象に残ったのは、日本の温泉と茶道でした。日本の温泉は、中国の公衆浴場と似ている、というのが私の感想です。少し恥ずかしかったけど、本当に気持ち良く、お湯から上がった時は全身がとてもリラックスしました。日本の茶道については、決まりごとや約束事が多すぎると感じました。通常、茶道では緑茶を立てますが、とにかく苦かったです。苦いからこそ、人生の意味を味わうことができるのかも知れません。日本人は、団結と決まりごとを守る民族だと思います。また、純朴で、少し恥ずかしがりです。これは、私が出雲で最も印象に残ったことです。

この二週間の交流生活は、私の空で最も明るい星となり、すでに私の記憶の中で美しい光を放っています。出雲、大好き!


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