心連心 |
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留学経験はないと伺ったのですが、どのようにして中国語を習得されたのですか?
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水野 |
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現代中国語は大学での専攻が中国文学だったので、1年2年次に必修でした。でも、3年4年次の専門課程は文学を読むことが中心で会話の授業はなかったので、卒業してしばらくして中国に行った時にたいして喋れず、これではいかんと、サイマルアカデミーの通訳コースに入り、3年ほど通いました。
その後、都立高校の漢文の教師をしていた時に、東京都教育委員会の派遣で山東大学の日本語専家として赴任し、日本語のまったく出来ない大学1年生に日本語を教えた経験はおおいに役立ちました。
さらに、中国人と結婚し、中国と日本を行ったり来たりしてからは、生活に密着した中国語の習得にはそうした経験が生きました。何しろ相手はまったく日本語が出来ない人だったので、夫婦喧嘩も中国語だったのです。これは鍛えられました。
リスニング力は、中国にいる時は専らテレビで、日本にいる時は中国人相手のレンタルビデオ店で借りた中国語字幕も日本語字幕もない映画やドラマを大量に見て養いました。語彙は主に中国語の小説を読むことで増やしました。
あとは、来日取材の通訳という仕事をしながら学ぶことも多かったと思います。
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心連心 |
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どのようにしてこの世界に入られたのですか?
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水野 |
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サイマルアカデミーに通っていた頃、先生の紹介である中国映画祭に行き、急遽、通訳を頼まれたのですが、それを見ていた映画関係者から、最初は映画関係の通訳を頼まれ、その後、字幕をやらせてもらうようになりました。
中国の映画雑誌を趣味で漁って読んでいたため、中国映画に関してのオタク的知識が豊富だったのを買われたのだと思います。
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心連心 |
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映画字幕の翻訳というお仕事で一番苦労される点や、やりがいを感じる時は何ですか?
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水野 |
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中国語は簡潔で含蓄ある表現が多いので、それを日本語に翻訳すると、どうしても長くなりがちなのと、平坦になってしまうこと。コメディに関しては特にそう感じます。
やりがいを感じるのは、やはり、上手く訳せた時と、劇場で見たお客さんが反応して、笑ったり泣いたり感動してくれた時です。
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心連心 |
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最近は姜文さん(有名俳優)が監督する映画の通訳として撮影に参加していらっしゃるようですが、大勢の中国のスタッフとお仕事される際に気をつけていらっしゃることはありますか?
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水野 |
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何と言っても中国人の懐に入ることだと思います。それには中国人の人間関係に慣れていることが大事です。相手をどう呼ぶか、から始まり、言うべきことはきっちり言うけれど、相手に対して寛容になることも必要。たとえば、日本人は細かい点によく気がつくけれど、中国人は非常におおざっぱなので、そうしたことにいちいち苛立たないとか。あとは仕事そのものを楽しむこと。ミーハー精神も大事ですね。
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心連心 |
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国際映画祭など華流スターが来日した際は通訳されていらっしゃいますが、印象深い方や今注目している監督さん、俳優/女優さんはいらっしゃいますか?
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水野 |
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監督では姜文と馮小剛。作品も好きですが、2人とも話がとにかく面白い。俳優も姜文と若手では廖凡。男優は見た目より演技力のある個性派に惹かれます。
女優はほとんど天才的演技力の持ち主の周迅。また、徐静蕾という女優さんは監督としても活躍する才女で、注目しています。
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心連心 |
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日本の高校生にオススメの中国映画をいくつか教えていただけませんか?
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水野 |
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「鬼が来た!」「ココシリ」「あの子を探して」
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心連心 |
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日中交流に励んでいる中国の高校生・日本の高校生にアドバイスか、激励の言葉をお願いいたします。
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水野 |
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中国人、日本人の友だちをたくさん作ってください。私には日本人の友だちと同じか、それ以上のたくさんの中国人の友だちがいます。なかには親友と呼べる人も。彼ら彼女たちを通して知る中国はマスコミを通じて知る中国とはまったく別の中国です。ひとりひとりの日本人と中国人が友だちになれば戦争やいがみあいなどは絶対に起きないはずです。
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心連心 |
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お忙しい中、本当にありがとうございました。
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