梅雨が明ければ浴衣の季節
6月の日本は、梅雨が南部から次第に北上して、北海道を除き雨の季節が1ヵ月近くも続く。明るい晴天の空もなかなか見られず、蒸し暑い毎日に、人々の顔にもどことなく不快な表情が浮かぶ時期である。今年の東京の梅雨は、7月20日ごろまで続くと予想されている。心躍るはずの夏なのに、その半分近くの時間は雨の音を聞きながら過ごすことになるというわけだ。梅雨があまりに長くてうっとうしいからということもあるのだろうか。梅雨が終わる頃になると、それぞれの街や商店街、団体などがあちこちで次々に夏祭りを開催する。日が暮れて祭りが始まると、ぼんやりとともされた灯りの中で最も目を引くのは、伝統的な浴衣を身に付けて、団扇を手にした若い女性たちである。