週刊「心連心」マガジン


「人」世相・若者の生き方

インターネットのちょっとした話

今中国人の間で大人気のITポータルサイト「互聯網的那点事(インターネットのちょっとした話)」の名前をそのままエッセイの題名にしたのは、別にウケを狙おうというわけではない。この2、3カ月の間に、私とインターネットの間に起こった奇跡について、この題名の下に感慨を述べてみたくなったのだ。


4月中旬にグーグルから、YouTubeに載せた動画について広告収入を申請しないかと問い合わせるメールが来た。しばらく考えてから、やっと思い当たった。去年の7月にiPhone3GSを買ったとき、新しく増えたビデオ録画機能を試してみたくて、小さな集まりの席で、インタビューと紹介を受けていた歌手のaminさんが、上海万博の応援歌を歌っているのを撮影して、その場でアップロードしたのだった。しかしそのビデオはあまり注目されていないのに、広告効果があるのだろうかと思った。


その後の成り行きは、非常に思いがけないものだった。その日から上海万博の開幕まで、そのビデオのアクセス数がどんどん上昇し、あっという間に5万、10万、15万を突破していったのだ。ビデオに関するコメントもたくさん書き込まれ、そこには噂話もあり、美しい歌声を称えるものもあり、ビデオを見てaminさんのファンになったという人もいた。アクセスした人を分析したデータを見ると、日本人男性が87%を占め、45歳~54歳の年齢層が最も多かった。


先週末、もう一つの奇跡が起こった。東京の流行情報をもっと「短く、簡単に、早く」発信するために、すでに使っているTwitterの他に「新浪微博」(中国語版Twitter)を開設し、10周年記念日から、日本の新鮮な情報の発信を始めようと計画した。ところが、7月8日の1時半からファンが急に猛然と増加し始め、100を超え、200を超え、夜にはついに500を超えてしまったのだ!実は、まだ会ったことのない熱心な友人が、密かに新浪微博で私を推薦してくれていたのだった。


だが、これはまだ序の口だった。私が台場で気ままに撮影した「ハローキティバス」(はとバスの2009年新バージョンの2号)の写真を新しく開設した新浪微博にアップしたところ、転送回数が1000件を突破し、毎日数十から百近いメッセージや評論が書き込まれ、あまりの多さに全部見ることが不可能なほどになってしまった。「萌死了!」(萌え~!)と叫ぶ人もあれば、「お金があったら、1台買って家に置きたい」という人までいた。今も「ハローキティバス」への書き込みはどんどん増殖中である。調べてみると、夢中で書き込んでいる人の多くは、「90後(90年代生まれ)」の女性たちであった。


1974年生まれで、すでに35歳を迎えているハローキティ、5月1日に開幕し、2カ月が経ったばかりの上海万博、中高年の男性の心に響いた歌声、少女たちの心にさざ波を立てたバスの写真……この2、3カ月の間に私とインターネットの間に起こった奇跡については、感慨のため息をつく以外に何ができるだろうか。もしかすると、何も意図しないでやることこそ、もっとも素晴らしいことなのかもしれない。インターネットの「ちょっとした話」でした。



PHOTO BY YAO YUAN

●初披露!上海万博応援ソング
http://www.youtube.com/watch?v=NkMSkFEhFgU
●「東京流行通訊」新浪微博
http://t.sina.com.cn/tf2005/(中)
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