神社で行われる夏越の大祓
6月30日に、日本各地の多くの神社では「夏越の大祓、茅の輪」(なごしのおおはらい、ちのわ)の儀式が行われる。この儀式は702年の「大宝律令」で年中行事として定められて以来、今日まで伝えられている。通常日本の神社では、毎年6月と12月の最終日に「大祓」(おおはらえ)を行うが、「祓」とは、人々の罪や穢れを取り去り、災難を遠ざけるという意味である。この二日間に人々は神社に行って神事に参加し、半年間の罪を取り除き、無事を祈ることができる。夏の6月に身を清めるためのこの儀式が、「夏越の大祓」なのである。ここで言う罪や穢れは、別に犯罪のような悪事ではなく、一般には半年間に動物の肉を食べたことによる「殺生の罪」や、自分の不注意で周囲の人にかけた迷惑などを指す。