マザーハウスの女性社長
先入観を持つ人の先入観を覆すには、品質がよく、丁寧に作られた製品を見てもらうのが最も説得力のある方法だ。百貨店で販売されているマザーハウスのバッグは、デザインはシンプルで可愛く、存在感があり、マザーハウスを知らない人も、バングラディシュを知らない人も買いたい気持ちになってしまう。アジアの最貧国で製造されたバッグが日本で販売され、国際的なブランドにも引けをとらない。この事実が、現地の職人たちの大きな励みになっている。現在、バングラディシュのマザーハウスの工場は清潔かつ快適であり、すばらしい仕事環境を備えているが、現在に至るまでには、創業者、山口絵理子さんのたいへん苦しく、常人には想像もできない曲折の道があったのだ。