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ゆったりと時間の流れる多摩センターで、美沙は学生生活最後の夏を過ごす |
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「わたしは2人の親友と今でも多摩センターでよく遊びます。この前も3人で朝の5時までマック(マクドナルド)にいました。話が全然つきなくて!」 美沙ちゃんには2歳年下の妹がいて、いつも心のどこかで「お姉ちゃんなんだからしっかりしなくちゃ」と思い続けてきたのだそうだ。親友たちに会うときは、そんな意識も無くなり、完全にリラックスした気持ちになれるのだろう。大好きな親友や絵画教室の先生夫婦とのひと時は、彼女にとって心から安心できる大切な時間なのだ。 美沙ちゃんは現在、大学でダンスサークルに参加している。ダンサーはそれぞれが自己を表現するので、みんな自己主張が強い。それでも一つの作品を創るにあたって、全員がまとまることが必要だ。 「サークルのメンバーは友達と言うよりも、戦友といった感じです。よくぶつかります。本当に、大変」。 美沙ちゃんも含めてみんな本気だからこそ、妥協できないのだろう。 「でも人間関係で疲れたとしても、わたしを必要としてくれる親友たちがいてくれるので、思い切り頑張れます」。 今だけでなく小学生の頃から、彼女を精神的に助け続けてきたのはいつも親友たちだった。 |
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美沙ちゃんは来年3月で卒業し、4月からは社会人になる。 同級生たちが就職活動に忙しいこの時期、彼女はつい最近、ネイル関連グッズを取り扱う企業への内定を得た。4年間勉強している、得意の韓国語が決め手となったそうだ。 就職先が決まってホッとしていながらも、社会人になるにあたり、初めてのことに不安もある。 「仕事も人間関係も楽しくやっていけるか、ちょっと心配です」。 曲がった事が嫌いな分、仕事には本気で取り組んでいきたい。でも自分に向いているだろうか。考える程に心配事は増える。 「ただ、かわいいものが好きだし、韓国語を活かせるかもしれないと思うとすごく楽しみです」。 その企業は海外との取引があるらしく、彼女はゆくゆく韓国との取引に関わる仕事もしたいと思っている。意志の強い彼女、目標は明確だ。 |
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8月、今年もまたいつものように絵画教室のキャンプに行くという。今年で13回目の参加だ。きっと例年通り流しそうめんをしたり、小学生と遊んだりして過ごすのだろう。 「友達とみんなで行けるキャンプはきっと今年が最後なので、楽しんでくるつもりです」。 学生生活最後の夏。 来年の夏はもう社会人だ。 このコーナーでは東京近郊に生きる若者を通して日本を紹介していきます。 次回も、お楽しみに。 ■ 7.-nana- blog ※1 ニュータウン 都市の郊外に開発される市街地のこと |